道沿いに植えられた「パームツリー」が南国気分を演出する江井ヶ島海水浴場。その西側に位置する江井ヶ島漁港は、東大寺の大仏造立に尽力した行基が開いたといわれる歴史ある港です。この辺りの海岸は、浸食により露出した古代地層の断崖が続き、屏風のように見えることから「屏風ヶ浦海岸」と呼ばれています。昭和24年、江井ヶ島漁業協同組合はこの海岸の名前を取り、屏風ヶ浦漁業協同組合という名前でスタートしました。
江井ヶ島の主な漁業は、80〜90%の組合員が携わるノリ養殖です。江井ヶ島は地形的にもノリ養殖に適しているため、ここで育つノリには深い味わいがあります。ノリ養殖が本格化したのは昭和43年のことですが、そのきかっけは、昭和38年にまでさかのぼります。昭和37年の暮れから38年の1月にかけて発生した北陸大寒波の影響により、低温に弱いマダコが全滅したのです。 |